2019
03.11

NHKラジオ「ラジオ英会話」。今期の目標は「楽に話す」こと。

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「ラジオ英会話」。これまでは…。

NHKラジオ「ラジオ英会話」、前年度の目標は英語ということばのシステムを頭に入れて戴く作業を行いました。中学・高校で学んだ・学ぶ・学んだと見做される英文法を「一筆書き」で、会話にすぐに役立つ形で解説し、パートナーのネイティブスピーカーChrisさんとRozaさんと共に練習して戴きました。

「英会話番組で英文法をやるなんて」と批判も受けましたが、英会話能力を高めるためには基礎を積み上げて戴く必要があり、こうした講座となりました。私たち日本人に会話の力が欠けているのは、そもそもネイティブスピーカーと同じように文を構成する力が欠けているからなのです。「英作文をするように四苦八苦しながら会話していた」と感じているなら、それは会話に役立つ文法が欠けていたということでしょう。

これまで1年間「会話に必須の英文法」を学んでくださったみなさんからは、「英語を話すのが楽になった」「英語のリズムがつかめた」「英語を英語として感じ、理解できるようになった」など多くの喜びの声を頂戴しています。そしてテキストの部数は—それに呼応するように—最後の3月号まで部数を少しも減らすことがありませんでした。英語を途中で諦める方が極端に少なかった番組であったこと、講師としてこれ以上の喜びはありません。どうもありがとうございました。

4月からの新年度も講師をやらせていただけることとなり、またひとつ、まとまった英語力をみなさんにお届けできることとなりました。

「楽な英会話」に進もう!

今期の目標は何よりも「楽に」英会話をすることにあります。みなさんはすでに、ネイティブスピーカーと同じように—日本語を思い浮かべながら英作文することなく—あらゆる文法表現を上手に配列することができるようになっています。実のところ、みなさんは文法をマスターした時点ですでにある程度「話せる」ようにはなっているのです。ただ、文法だけでは「楽に英会話」というわけにはいきません。

会話が楽になるためには、意識しなくても口を突いて出てくる幅広い表現をもっていなければならないから。日本語でも「ご飯まだ?」を作文しながら言っている人はいませんよね。

会話での表現力を上げる近道は、基本単語の充実です。会話ではビッグワードはそれほど使われません。私たちがすでに知っているレベルの基本表現をさまざまな局面で使いこなせることが大切です。

今期の「ラジオ英会話」では、多くの学習者が「知っているのに使いこなしていない」基本表現を積み重ねていただきます。とはいえ、単語帳の様に「訳を暗記してください」というわけではありません。

単語は、頻度が高い基本単語であればあるほど、1つの日本語訳にはとても収まりません。こうした単語の表現力を身につけて戴くためには、単語の核となる意味—私は「イメージ」と呼んでいます—を理解し、そこから使い方を広げていく作業が必要です。今期はこの作業をみなさんとやっていこうというわけです。

誰もが知っている簡単な単語の、「こうも使える・ああも使える」がわかれば英会話はどんどん楽になる—それを実感して戴ける講座になると思います。

前置詞・基本動詞…と進んで行き、接続詞を使った複数文間のロジックの組み立てにまで進めたらいいなぁと思っています(^ー^)

すでに収録はずいぶん進んでいます。今期の目標は「単語力」ですから、ターゲットとなる単語以外にも、Chrisさん、Rozaさんの助けを借りながら「ネイティブはこんな風に感じながら使っています」を満載しています。他の教材からは決して得ることのできない貴重な情報かと思います。テキストにたくさん書き込みながら学習を進めてくださいね。

文法の復習

今期は「表現」が中心になりますが、文法も引き続きカバーすることになります。ダイアログの文を使ってコメントしていく形式です。昨年度文法を仕上げてくださった方にとってはいい復習になるでしょう。また、今期から参加される方も多くの文法情報が得られるはずです。

■テキストには 文の成り立ちがわかる「文法ガイダンス」を加えました。

主語・動詞・基本文型

■ダイアログの文を使い、文法説明を行います。

■文法を体系的に学びたい、しっかりと復習したいとご希望の方は、「英文法パーフェクト講義(NHK出版)上・下」を参考にしてください。音声ダウンロードもできますよ。

ダイアログ暗唱のサポート

「ラジオ英会話」を聞き終わった後、みなさんは何をしていますか?多くの方はダイアログの音読・暗唱をされているようですね。すばらしい。音読・暗唱は英会話力を育てる最高の方法です。ただ、形や単語のニュアンスがわからないまま丸暗記することに賛成はできません。せっかく覚えても体の感覚と結びつくことがないまま、忘れてしまうことが多いからです。

そのため、今期はダイアログの訳をただ読むのではなく、重要な単語や文の成り立ちも「ちょっと早口ですが」付け加えるようにしています。一回のレッスンは短時間であるため、すべてのコメントがオンエアされるかはわかりませんが。

eachの語感・makeの作る目的語説明型・非制限関係詞節のタイミング・mayの語感

こうした詳細な解説があれば、みなさんは無理なく、効率よく音読・暗唱に進むことができるはずです。

■「ラジオ英会話」は、みなさんの英語学習に出来うる限り寄り添う放送を心がけています。是非この番組を使って、なるべく早く、「英会話ならできますよ」を達成してください。私もパートナーもスタッフもそれを願っています。

CDも「音読練習重視仕様」となりました

今年からCDも、ダイアログを含めた練習を重視する仕様に変更しました。放送とはまた、別の価値のある教材だと思います。

■それでは今期も、「ラジオ英会話」で私たちと一緒にガンガン英語力を上げていきましょう。

 

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